切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
切ないクラシックを一挙紹介!
一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。
今回は小品や室内楽、協奏曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。
定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。
これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!
もくじ
- 切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- シャコンヌTomaso Antonio Vitali
- レクイエムWolfgang Amadeus Mozart
- 愛の悲しみFritz Kreisler
- 舟歌Pyotr Tchaikovsky
- 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach
- 亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel
- シチリアーノGabriel Urbain Fauré
- エチュードop.10-3 ホ長調「別れの曲」Frederic Chopin
- ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate
- 古い時計台Heino Kaski
- レクイエムGabriel Urbain Fauré
- アダージョTomaso Albinoni
- グノシエンヌErik Satie
- ヴァイオリン協奏曲より 第一楽章Felix Mendelssohn
- 悲しきワルツSibelius
- ヴァイオリン協奏曲第2楽章Felix Mendelssohn
- 交響曲第6番『悲愴』 第4楽章Pyotr Tchaikovsky
- オーボエ協奏曲ニ短調 第二楽章Alessandro Marcello
- 「無言歌集 第2巻」より ヴェネツィアの舟歌 第2 嬰へ短調Felix Mendelssohn
- アラベスク・ヴァルサンドMischa Levitzki
- 交響曲第5番第4楽章Gustav Mahler
- ワルツ第10番Frederic Chopin
- 「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 10月「秋の歌」Pyotr Tchaikovsky
- 愛の悲しみKreisler=Rachmaninov
- 無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn
- 交響曲第7番第2楽章Anton Bruckner
- 弦楽のためのアダージョSamuel Barber
- 弦楽のためのアダージョSamuel Barber
- ワルツ 第12番 ヘ短調Frederic Chopin
- 『エニグマ変奏曲』第9変奏「ニムロッド」Edward Elgar
- トゥオネラの白鳥Jean Sibelius
- エチュード 作品2の1Alexander Scriabin
- 夜想曲(ノクターン)第20番「遺作」Frederic Chopin
- ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2Frederic Chopin
- 幻想交響曲第1楽章「夢、情熱」Hector Berlioz
- 交響曲第9番『新世界より』第2楽章Antonín Dvořák
- トロイメライRobert Schumann
- アルビノーニのアダージョRemo Giazotto
- 愛しい人よNicolo Paganini
- 『14の歌曲集』第14曲「ヴォカリーズ」Sergei Rachmaninov
- リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 第1楽章イタリアーノOttorino Respighi
- ピアノソナタ第14番Ludwig van Beethoven
- 練習曲 作品10-3「別れの曲」Frederic Chopin
- レクイエムから「神の子羊」Camille Saint-Saëns
- 『シャコンヌ』 ト短調Tomaso Antonio Vitali
- 「吹雪」より「春と秋」Georgy Sviridov
- リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲Respighi
- アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo
- 悲歌Sergei Rachmaninov
- スペイン舞曲集より「アンダルーサ」Enric Granados
- 悲歌のシンフォニーから第二楽章Henryk Górecki
- 交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms
- G線上のアリアJ.S.Bach
- コル・ニドライMax Bruch
- 悲しみのうたHeitor Villa-Lobos
- 交響曲第9番 新世界第二楽章「家路」Antonín Dvořák
- 『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Peter Schubert
- オーボエ協奏曲イ短調F.7-5 RV.461Antonio Vivaldi
- 『ベルガマスク組曲』第3曲「月の光」Claude Debussy
- 交響詩『わが祖国』第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」Bedrich Smetana
- 瞑想曲Jules Massenet
- ピアノ協奏曲第23番第3楽章Wolfgang Amadeus Mozart
- 「アランフェス協奏曲」より第二楽章Joaquín Rodrigo
- ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate
- ピアノ協奏曲第1楽章Robert Schumann
- 『2つの悲しき旋律』第2曲「春 」Edvard Hagerup Grieg
- 交響詩「わが祖国」モルダウBedrich Smetana
- ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
シャコンヌTomaso Antonio Vitali
イタリア出身の作曲家、バイオリン奏者であるヴィターリ。
彼の作品の中でもとくに有名なのが、この『シャコンヌ』です。
シャコンヌとはもともと、1600年から1750年のバロック時代と呼ばれる時代の舞曲の一つで、緩やかな三拍子が特徴です。
ピアノの伴奏の後、歌うような旋律のテーマが奏でられます。
このテーマが転調や装飾を加えながら、20ものバリエーションによって紡がれていくのがこの曲の特徴です。
バイオリンのさまざまな演奏技法が詰め込まれており、切ないながらにも華やかな一曲です!
(HATSUMI)
レクイエムWolfgang Amadeus Mozart
レクイエムとは死者のためのミサ曲で、こちらの曲とヴェルディ、フォーレの曲が『三大レクイエム』と呼ばれています。
このレクイエムはモーツァルトが亡くなる直前に書いた曲で未完成のままに終わっており、のちに弟子の手によって完成しました。
彼の死後、じつはこのレクイエムは死の世界からの使者の依頼で本人のために書いたものだといううわさがたち、当時話題となりました。
実際、死を身近に感じながら書いた曲なのは事実で、それを考えながら聴くとグッとくるものがありますね。
愛の悲しみFritz Kreisler
悲哀を帯びた3拍子のこちらの曲は、オーストリア出身の世界的バイオリニストで作曲家であるクライスラーが1905年に発表した曲で、『愛の喜び』『美しきロスマリン』とともに『ウィーン古典舞曲集』と呼ばれています。
これらの曲はクラシック初心者の方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
譜面としてはそれほど難しくないのですが、演奏する人のセンスが問われる曲でもあります。
いろいろなバージョンを聴き比べてもおもしろいですよ。
舟歌Pyotr Tchaikovsky
こちらの曲は、チャイコフスキーがロシアの一年の風物を月ごとに12のピアノ曲であらわした作品集、『四季』の中の6月の曲として書かれたものです。
『舟歌』という曲はたくさんの作曲家が取り組んでいますが、彼の曲は珍しい4拍子を取り入れています。
聴くだけで、ロシアの水面が目の前に広がっていきそうなステキな曲ですよね。
この曲だけでなく、1年間の四季を通して12の曲すべてを聴くとまた違ったイメージをもて、楽しいかもしれませんね。
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach
「音楽の父」と呼ばれているバッハが35歳のときに書いたものであり、今でもバイオリンの最も重要なソロ・レパートリーの一つです。
全6曲からなる『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の中でも、この第2番の『シャコンヌ』が最も有名です。
もともとシャコンヌとは、イタリア起源の緩やかな3拍子の舞曲の様式を指し、バッハの時代には「オスティナート・バス」と呼ばれる即興演奏を前提とした変奏の形式によく用いられていました。
この曲も短いバスのテーマがさまざまに装飾され、壮大な世界が創造されていきます。
(HATSUMI)
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel
こちらの曲はフランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年にピアノの曲として作曲し、1910年に管弦楽の曲として彼自身が編曲した曲です。
タイトルだけを見ると亡くなった王女に贈る曲のように思えますが、実際は昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌを表現しています。
派手な曲ではありませんが、当時の宮廷での様子がイメージされるような、繊細でステキな曲ですよね。
ピアノのバージョンと管弦楽のバージョンを聴き比べるのも楽しいです。