Classic
素敵なクラシック
search
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
最終更新:

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回は小品や室内楽、協奏曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

もくじ

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

シャコンヌTomaso Antonio Vitali

イタリア出身の作曲家、バイオリン奏者であるヴィターリ。

彼の作品の中でもとくに有名なのが、この『シャコンヌ』です。

シャコンヌとはもともと、1600年から1750年のバロック時代と呼ばれる時代の舞曲の一つで、緩やかな三拍子が特徴です。

ピアノの伴奏の後、歌うような旋律のテーマが奏でられます。

このテーマが転調や装飾を加えながら、20ものバリエーションによって紡がれていくのがこの曲の特徴です。

バイオリンのさまざまな演奏技法が詰め込まれており、切ないながらにも華やかな一曲です!

HATSUMI

レクイエムWolfgang Amadeus Mozart

レクイエムとは死者のためのミサ曲で、こちらの曲とヴェルディ、フォーレの曲が『三大レクイエム』と呼ばれています。

このレクイエムはモーツァルトが亡くなる直前に書いた曲で未完成のままに終わっており、のちに弟子の手によって完成しました。

彼の死後、じつはこのレクイエムは死の世界からの使者の依頼で本人のために書いたものだといううわさがたち、当時話題となりました。

実際、死を身近に感じながら書いた曲なのは事実で、それを考えながら聴くとグッとくるものがありますね。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

愛の悲しみFritz Kreisler

悲哀を帯びた3拍子のこちらの曲は、オーストリア出身の世界的バイオリニストで作曲家であるクライスラーが1905年に発表した曲で、『愛の喜び』『美しきロスマリン』とともに『ウィーン古典舞曲集』と呼ばれています。

これらの曲はクラシック初心者の方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

譜面としてはそれほど難しくないのですが、演奏する人のセンスが問われる曲でもあります。

いろいろなバージョンを聴き比べてもおもしろいですよ。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

舟歌Pyotr Tchaikovsky

こちらの曲は、チャイコフスキーがロシアの一年の風物を月ごとに12のピアノ曲であらわした作品集、『四季』の中の6月の曲として書かれたものです。

『舟歌』という曲はたくさんの作曲家が取り組んでいますが、彼の曲は珍しい4拍子を取り入れています。

聴くだけで、ロシアの水面が目の前に広がっていきそうなステキな曲ですよね。

この曲だけでなく、1年間の四季を通して12の曲すべてを聴くとまた違ったイメージをもて、楽しいかもしれませんね。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach

「音楽の父」と呼ばれているバッハが35歳のときに書いたものであり、今でもバイオリンの最も重要なソロ・レパートリーの一つです。

全6曲からなる『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の中でも、この第2番の『シャコンヌ』が最も有名です。

もともとシャコンヌとは、イタリア起源の緩やかな3拍子の舞曲の様式を指し、バッハの時代には「オスティナート・バス」と呼ばれる即興演奏を前提とした変奏の形式によく用いられていました。

この曲も短いバスのテーマがさまざまに装飾され、壮大な世界が創造されていきます。

HATSUMI

亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

こちらの曲はフランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年にピアノの曲として作曲し、1910年に管弦楽の曲として彼自身が編曲した曲です。

タイトルだけを見ると亡くなった王女に贈る曲のように思えますが、実際は昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌを表現しています。

派手な曲ではありませんが、当時の宮廷での様子がイメージされるような、繊細でステキな曲ですよね。

ピアノのバージョンと管弦楽のバージョンを聴き比べるのも楽しいです。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

続きを読む
続きを読む