クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
長い歴史の中で、さまざまな音楽家が作ってきたクラシック音楽。
美しい旋律に心がやすらぐものから壮大なスケールに圧倒されるものまで、実にバラエティに富んでいます。
あまりの多さに「聴いてみたいけれど、何から聴けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに「まずはコレ!」とオススメしたいものをピックアップしました。
時代を越えて愛され続けるクラシック音楽の世界を、しばしご堪能ください。
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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
「3つのオレンジへの恋」より「行進曲」Sergei Prokofiev
もとはオペラですが、後に本人がピアノ用に編曲。
「3つの〜」の中で最も有名な曲です。
コミカルな感じもして、グリッサンドがきらびやかなのですが、最後の和音の進行が独特なので解決するまでにちょっとドキドキします。
交響曲第9番「合唱付き」Ludwig van Beethoven
あまりのも有名なベートーベンの『交響曲第9番ニ短調作品125合唱付き』、古典派の以前の音楽の集大成ともいえるような総合性を備えると同時に、来たるべきロマン派音楽の時代の道標となった記念碑的な大作です。
第4楽章は独唱および合唱を伴って演奏され、歓喜の歌としても親れいますね。
原曲の歌詞はドイツ語ですが、世界中のあらゆる言語に翻訳さています。
ベートーベンが22才の時から構想を温めていた曲で、いわば「ライフワーク」のような曲で音楽界のみならす文化、芸術に与えた影響は計り知れないものがあります。
練習曲 作品10-3「別れの曲」Frederic Chopin
『別れの曲』として知られている、フレデリック・ショパン作曲の『練習曲 作品10-3』。
ショパンは、テクニック的な要素に加え、高い芸術性を備えたピアノのための練習曲を27曲手掛けていますが、なかでもこの曲は美しいメロディーと親しみやすい曲調で人気の高い作品の一つとされています。
ショパンの練習曲のなかでは、比較的難易度の低い楽曲ですが、細かなテクニックの練習は必須です。
しかし、指の動きだけにとらわれて機械的な演奏にならないよう、メロディーのなめらかさや中間部の曲調の変化などを意識して弾けるとよいでしょう。
(ゆり)
歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」Giacomo Puccini
プッチーニ作曲のオペラ『ジャンニ・スキッキ』は、資産家ブオーゾの親戚たちとジャンニ・スキッキによるブオーゾの遺産をめぐる物語です。
この曲は、ジャンニ・スキッキの娘であるラウレッタによって歌われます。
ブオーゾのおいであるリヌッチョがラウレッタが愛を語り合いますが、ジャンニ・スキッキはその関係を許しません。
この歌では、ラウレッタが恋のためなら愛する父親に背いてまで自殺してしまいますと、父を脅かし懇願しています。
思いを遂げたいという女性の強さ、情熱が伝わる1曲です。
(HATSUMI)
パガニーニによる大練習曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
ピアノの魔術師と呼ばれたリストによる練習曲。
思わず「え?練習曲?」と言いたくなってしまうような難しさ。
数多くの超絶技巧曲を作ってきたリストですが、この曲はパガニーニのバイオリン曲をピアノ用に編曲したもの。
その演奏技術のあまりの巧みさに「悪魔に魂を売った」とまで言われた鬼才・パガニーニと魔術師リスト……超絶技巧のオンパレードになるのもうなずけますね。
(宝水幸代)
交響曲第5番「革命」Dmitri Shostakovich
映画やドラマ、アニメなどでどの楽章も比較的有名という珍しい交響曲。
作曲当時、友人知人がスターリンの大粛清に巻き込まれており、ショスタコービッチ自身の立場も随分危ういものでしたが、この曲の成功で無事名誉を回復しました。