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オーケストラの名曲。クラシック音楽・交響曲おすすめ
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オーケストラの名曲。クラシック音楽・交響曲おすすめ

誰でも日常的に耳にする音楽、クラシック。

なじみのない方にとっては、ハードルの高いジャンルではありますが、その音楽性はあらゆるジャンルのなかでも、特に洗練されています。

今回は、そんなクラシックの花形であるオーケストラの名曲をピックアップしてみました。

管弦楽で最も規模の大きい交響曲が好きな人が楽しめるマイナーな曲や、クラシックを聴く機会が少ない方も楽しめるメジャーな作品もピックアップしています。

ぜひチェックしてみてください。

もくじ

オーケストラの名曲。クラシック音楽・交響曲おすすめ

交響曲第7番Ludwig van Beethoven

戦争によって苦しくなった生活や恋人であったテレーゼとの別れなどのつらいことを乗りこえて、新たな歩みを始めたベートーベンの生きる力が現れているかのように、明るく勇ましい前進的な1曲。

各楽章に印象的なリズムを使用しており、特に第1楽章は同じリズムの反復によって構成されているのが特徴的です。

そのリズミカルさから映画やドラマでもたびたび使用される作品です。

リズム重視であるこの作品は展開が早いため、普段クラシックを聴かないという人でもなじみやすい曲です!

HATSUMI

組曲「惑星」より木星Gustav Holst

イギリスの作曲家であるホルストが作曲した『惑星』の中の1曲。

この『惑星』は占星術における惑星とローマ神話の関係にインスピレーションを受けて作られた作品であり、海王星・火星・金星・木星・土星・天王星・水星の7つの楽章から構成されています。

日本では、平原綾香さんが『ジュピター』として発表したことで有名なこの曲の中間部ですが、イギリスでは愛国歌・賛美歌として知られていて、第二の国歌とも呼ばれています。

独特な和声や色彩が豊かなオーケストレーションが、私たちを宇宙へと誘ってくれます。

HATSUMI

交響曲第9番「新世界より」Antonín Dvořák

後期ロマン派に位置するチェコの作曲家でありながら、アメリカに渡り音楽院院長として音楽教育に貢献した作曲家として知られているアントニン・ドヴォルザークの交響曲。

新世界よりという副題は「アメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージ」という意味を持ち、ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品として有名な楽曲です。

『遠き山に日は落ちて』などにアレンジされている第2楽章や、映画『ジョーズ』を連想させる始まりから荘厳な曲調へと変化する第4楽章など、あまりクラシックに詳しくない方でも耳にしたことが多いのではないでしょうか。

クラシックで何から聴けばいいのかわからない方にもおすすめのクラシックナンバーです。

星野貴史

交響曲第9番Antonín Dvořák

ドヴォルザークを代表する曲で、彼の最後の交響曲でもある『新世界より』。

この「新世界」とはアメリカのことを指しており、アメリカへ移住してきたドヴォルザークが、故郷へ向けて書いた曲です。

鉄道の音をイメージして書かれている第1楽章の冒頭や、「遠き山に日は落ちて」の歌詞でも有名な美しく懐古的な第2楽章の旋律など、聴きどころ満載な1曲です。

日本国内においては、ベートーヴェンの『運命』、シューベルトの『未完成』とともに「3大交響曲」と呼ばれることもあります。

HATSUMI

「ペール・ギュント」より 「朝の気分」Edvard Grieg

ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のために作曲したノルウェーを代表する作曲家グリークの劇付随音楽。

戯曲は、自由奔放なペール・ギュントが旅に出て年老いて帰ってくるまでの物語がつづられています。

全26曲ある付随音楽のうち、数曲を取り上げて組曲としても出版されています。

この『朝の気分』は第4幕の冒頭で流れる音楽で、サハラ砂漠の朝を描く明澄な曲です。

フルートの旋律は特にも有名で、朝日が砂漠を美しく照らしているかのような壮大さが感じられます。

HATSUMI

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