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【超上級】上級者でも演奏不可能!?とにかく難しいピアノ曲を厳選
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【超上級】上級者でも演奏不可能!?とにかく難しいピアノ曲を厳選

難しいピアノ曲と聞いて、あなたはどんな作品を思い浮かべますか?

多くの方はフランツ・リストの名曲『ラ・カンパネラ』などの華やかな作品をイメージするのではないでしょうか?

もちろん『ラ・カンパネラ』はトップクラスの難しさをほこる難曲であることは間違いありませんが、今回は知名度を考慮せず、本当に難しいピアノ曲を中心にピックアップしました。

マイナーな作品から超有名曲まで、超高難度のピアノ曲をひと通りチェックしておきたい方は必見です!

もくじ

【超上級】上級者でも演奏不可能!?とにかく難しいピアノ曲を厳選

トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214Strauss=Cziffra

ヨハン・シュトラウス2世が1858年に作曲した名作『トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214』。

軽快で威勢が良い曲調が特徴で、日本では小学校の運動会などでよく使用されていますね。

複合的な技術が登場するタイプの作品ではないものの、パッセージの速さは間違いなく上級クラスです。

マイナーな作品ですが、演奏効果も高いので、発表会やコンクールの課題曲としても十分に使えると思います。

ぜひチェックしてみてください。

Ryo

超絶技巧練習曲 S.139 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

『ラ・カンパネラ』と並ぶ、フランツ・リストの難曲『超絶技巧練習曲 S.139 第4番「マゼッパ」』。

『ラ・カンパネラ』のような跳躍の難しさはないものの、重音の使用がいやらしいくらいに多いので、相当な難易度をほこります。

その難易度はプロの演奏者でもミスしてしまうほどで、有名な演奏家である辻井伸行さんも少しだけではありますが、演奏時にリズムが遅れていました。

唯一の救いは指使いが楽なことでしょうか。

もちろん、理想とされる指使いはあるものの、速すぎて聞き取れないので、好きな指使いで演奏できます。

Ryo

死の舞踏 S.555 R.240Saint-Saëns=Liszt

技巧を駆使した演奏が求められる「死の舞踏 S.555 R.240」は、ピアノリパートリーの中でも特に挑戦する価値のある曲です。

サン=サーンスによるオリジナルのオーケストレーションを、フランツ・リストがピアノ独奏用に編曲したこの作品は、技術的な難易度が非常に高いと評される一方、演奏することで高い満足感を得られるものとなっています。

疾走感あふれるメロディと複雑なリズムが織り成すダイナミックな世界観は、聴く人を圧倒し、弾く人には最高の達成感を提供します。

舞台裏を知る者として、ピアニストの技術を高めるためにも、挑戦してみる価値は十二分にあります。

RAG MUSIC 編集部

全ての短調による12の練習曲 Op.39 第3曲「悪魔的スケルツォ」Charles Valentin Alkan

フランスを代表するロマン派の作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカン。

彼の作品のなかでも特に難曲として知られているのが、こちらの『全ての短調による12の練習曲 Op.39 第3曲「悪魔的スケルツォ」』。

ナポリの六度に由来する半音関係は曲中を通してあらゆるところで散見され、場所によっては急速なアルペジオを要求されるので、相当なレベルの演奏力が求められます。

まさに悪魔的な難易度と言える楽曲です。

ぜひチェックしてみてください。

Ryo

絵画的練習曲「音の絵」Op.39 第6曲「赤ずきんちゃんと狼」Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

こちらの『絵画的練習曲「音の絵」Op.39 第6曲「赤ずきんちゃんと狼」』は、ラフマニノフの作品のなかでも特に有名な難曲です。

ラフマニノフの作品を知っている方なら誰でもご存じでしょうが、本作の難所はなんといっても左手のオクターブと跳躍。

他にも半音階進行のオクターブや面倒な16分音符の音型といった部分も難しいので、総合的な演奏力の高さが求められます。

Ryo

幻想曲 ハ長調 作品15 D 760「さすらい人幻想曲」Franz Schubert

技巧と情感を織り交ぜた『幻想曲 ハ長調 作品15 D760』は、フランツ・シューベルトが残した代表作のひとつです。

絡み合う複雑なメロディーライン、躍動感溢れるアルペジオは聴く者を魅了します。

とりわけ第4楽章では、左手のスタミナと緻密なコントロールが要求されるため、演奏者にとっては難題とされています。

この曲の持つ独特の世界観を表現するためには、テクニカルな高度さだけでなく、深い音楽性が求められます。

シューベルトの情熱と技術が絶妙に融合したこの作品は、ピアノ演奏の真髄を体感したい方に最適です。

フランツ・リストが後に編曲を手がけたこともあり、その解釈を聴き比べてみることも一層の理解を深めるためにオススメします。

RAG MUSIC 編集部

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