【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。
ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。
本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。
作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!
もくじ
- 【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
- 序奏とロンド・カプリチオーソCamille Saint-Saëns
- バイオリンソナタ 第18番 ト長調 K.301Wolfgang Amadeus Mozart
- ホフマンの舟歌Jacques Offenbach
- レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6Fritz Kreisler
- バイオリンソナタ 第2番 イ長調 Op.100Johannes Brahms
- 死の舞踏Camille Saint-Saëns
- 美しきロスマリンFritz Kreisler
- G線上のアリア / Air on the G StringJ.S.Bach
- カプリース 第24番Niccolò Paganini
- カンタービレNiccolò Paganini
- チャールダーシュVittorio Monti
- バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77Johannes Brahms
- ツィガーヌMaurice Ravel
- バイオリンソナタ イ長調 FWV 8 第4楽章César Franck
- バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 第1楽章Pyotr Tchaikovsky
- 愛の喜びFritz Kreisler
- バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti
- ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate
- バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61Ludwig van Beethoven
- ヴァイオリン・パルティータ第2番・二短調・BWV 1004:I.第1楽章アルマンドJ.S.Bach
- 2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043J.S.Bach
- 愛の悲しみFritz Kreisler
- 愛の挨拶Edward Elgar
- バイオリンソナタ 第21番 ホ短調 K.304Wolfgang Amadeus Mozart
- 亜麻色の髪の乙女Claude Debussy
- 序曲とタランテラ・作品43Pablo de Sarasate
- バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35Pyotr Tchaikovsky
- バイオリン ソナタ 『悪魔のトリル』Giuseppe Tartini
- バイオリン ソナタ 二長調Jean-Marie Leclair
- 3つのロマンスRobert Schumann
- ファンタジー・バレエCharles-Auguste de Bériot
- バイオリン・パルティータ第3番・ホ長調・BWV 1006:III.ロンド風のガヴォットJ.S.Bach
- ハンガリー舞曲第7番Johannes Brahms
- バイオリンソナタ 第2番イ長調 RV 31Antonio Vivaldi
- ハバネーズ・オープニング.83:アレグロCamille Saint-Saëns
- バイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64Felix Mendelssohn
- モーゼ幻想曲Niccolò Paganini
- 2つのバイオリンのためのデュオ 2番Louis Spohr
- バイオリンソナタ 第5番 「春」Ludwig van Beethoven
- 無伴奏バイオリンパルティータ 第3番J.S.Bach
- カルメン幻想曲Pablo de Sarasate
- バイオリンソナタ 第2番Sergei Prokofiev
- バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.19Sergei Prokofiev
- ロマンス へ長調Ludwig van Beethoven
- バイオリン協奏曲 第2番Henryk Wieniawski
- バイオリン コンチェルト 3番 ロ短調Camille Saint-Saëns
- イフ・アーント・ネセサリー・ソーGeorge Gershwin
- ツィゴイネルワイゼン作品20Pablo de Sarasate
- シャコンヌTomaso Antonio Vitali
- 4つのバイオリンのためのコンチェルトAntonio Vivaldi
- バイオリン協奏曲ホ長調・作品64.MWV O 14:I.アレグロ・モルト・ヴィヴァースFelix Mendelssohn
- バイオリンソナタ ホ短調Francesco Maria Veracini
- バイオリン協奏曲 第1番 ハ長調Franz Joseph Haydn
- バイオリンソナタ 第1番 「雨の歌」Johannes Brahms
- ヴォカリーズSergei Rachmaninov
- 華麗なるポロネーズ 第1番Henryk Wieniawski
- タイスの瞑想曲Jules Massenet
- 揚げひばりRalph Vaughan Williams
- イタリア組曲Igor Stravinsky
- F.A.Eソナタより『スケルツォ』Johannes Brahms
- バイオリンソナタ 第5番 Op.1-14Georg Friedrich Händel
- バスク奇想曲Pablo de Sarasate
- なつかしい土地の思い出・序曲42・TH116:Ⅲ.メロディPyotr Tchaikovsky
- ヴァイオリンのための協奏曲・短調と短調・メジャーRV 269「ラ・プリマヴェーラ」:II.ラルゴAntonio Vivaldi
- ユモレスクAntonín Dvořák
- バイオリン協奏曲 第3番Wolfgang Amadeus Mozart
- 12のファンタジーGeorg Philipp Telemann
- ソナチネ 作品100Antonín Dvořák
- 白鳥の湖・オープニング.20a・TH219:ロシアダンスPyotr Tchaikovsky
- バイオリンコンチェルトAram Khachaturian
- ソナチネ イ短調Franz Schubert
- スケルツォ・タランテラHenryk Wieniawski
- バイオリン協奏曲 第1番 ト短調Max Bruch
- ラ・フォリアArcangelo Corelli
- ホラ・スタッカートGrigoraş Dinicu
- 夢のあとにGabriel Fauré
- 憂鬱なセレナーデPyotr Tchaikovsky
- バイオリン コンチェルト 22番Tomaso Antonio Vitali
- バイオリン コンチェルトAleksandr Glazunov
- パガニーニアーナNathan Milstein
- バイオリンコンチェルト 第5番Wolfgang Amadeus Mozart
- 無伴奏バイオリンパルティータ 第2番 シャコンヌJ.S.Bach
- バイオリンコンチェルト 第4番Wolfgang Amadeus Mozart
- シャコンヌTomaso Antonio Vitali
- 短調・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ:アレグロ・ベン・モデラートCésar Franck
- バイオリンコンチェルトCamille Saint-Saëns
- 無伴奏バイオリンソナタ 第2番Eugene Ysaye
- バイオリン協奏曲ニ短調・MWV 03:I.アレグロ・モルトFelix Mendelssohn
- バイオリンコンチェルトJean Sibelius
- バイオリン協奏曲・ニ長調 作品61 ロンドアレグロLudwig van Beethoven
- バラードとポロネーズHenri Vieuxtemps
- バイオリン協奏曲 ホ長調J.S.Bach
- 華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Henryk Wieniawski
【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
序奏とロンド・カプリチオーソCamille Saint-Saëns
情緒豊かな『序奏とロンド・カプリチオーソ』は、スペインのリズムに大胆な旋律が絡み合う楽曲です。
カミーユ・サン=サーンスの筆致から生まれたこの作品は、バイオリンの華やかさを体現するかのように、聴く者の心に残る情感を伝えます。
暖かみのある序奏部が切なくも強く、その後に展開するロンドが雄大な情緒を醸し出すことで、耳を惹きつけます。
ヤッシャ・ハイフェッツさんの解釈における、細やかな音のニュアンスはまさに聴きどころ。
バイオリンの美しさを堪能できるこの曲は、何度聴いても新たな発見がある、永遠の名作といえるでしょう。
バイオリンソナタ 第18番 ト長調 K.301Wolfgang Amadeus Mozart
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『バイオリンソナタ第18番ト長調 K.301』は、彼がマンハイム滞在中に生み出した楽曲です。
この作品は、優雅さと甘美さを織り交ぜた、バイオリンとピアノのための魅力的なソナタです。
モーツァルトが当時の宮廷での職を求めていた背景もあり、その情熱が作品にも反映されています。
優美で柔らかな旋律が特徴であり、聴くと穏やかな感情が生まれ、ストレスが吹っ飛びますよ!
ホフマンの舟歌Jacques Offenbach
バロック時代から私たちの魂をとらえ続けてきた楽器バイオリン。
儚くも、時には熱く響く弦の音色は、楽曲に命を吹き込み、聴き手に深い感動を与えます。
その代表的な作品が、ジャック・オッフェンバックによる『ホフマンの舟歌』です。
『ホフマン物語』というオペラの中で、水の都ベニスを舞台に情感を湛えたメロディがゴンドリエの喉から流れ出るこの曲は、彼の最初で最後のオペラ曲に数えられます。
途中から感情が高まり、聴く人の心を揺さぶるクライマックスへと導かれる構成は、バイオリンの音色が作り出すロマンティックな世界観をよりいっそう際立たせています。
情緒豊かな旋律をバイオリンで堪能するにはまさにうってつけの曲で、クラシックの奥深さをじっくりと味わうことができます。
レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6Fritz Kreisler
フリッツ・クライスラーの作品『レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6』は、感動的な悲しみを伴うたくましさと情熱を融合させた名曲です。
この曲の特徴は、悲しげな旋律がたくましさや力強さと共鳴し合う、独特な感情表現にあります。
細かな感情を動きを表すために、弦を指で弦をはじく特殊な奏法「ピチカート」が用いられ、非常に難易度の高い作品となっていますが、ぜひ弦楽器にしかできない表現を楽しみながら演奏してみてください。
バイオリンソナタ 第2番 イ長調 Op.100Johannes Brahms
ヨハネス・ブラームスの『バイオリンソナタ第2番イ長調 Op.100』は、優雅で幻想的な響きが特徴の名曲です。
このソナタは、ブラームスが成功を収め、幸福な時期に作曲された作品であり、その幸福感が作品全体にあふれています。
明るくのびやかな雰囲気を持つこの曲を聴くと豊かな感情を呼び起こします。
楽曲全体を通して、穏やかで柔らかな旋律が広がり、耳に心地よい響きをもたらす良い1曲です。
死の舞踏Camille Saint-Saëns
『死の舞踏』はフランス出身の作曲家、カミーユ・サン=サーンスによる非常に有名な交響詩であり、最初は歌曲として作曲されたのちに、管弦楽曲として1874年に完成した作品です。
フランツ・リストの編曲によるピアノ独奏曲でも知られていますが、管弦楽曲版にもバイオリンの独奏がありますし、作曲者本人がバイオリンとピアノ版として編曲しているバージョンも存在しています。
この作品の持つあやしくも美しい雰囲気は、バイオリンとピアノバージョンでも十分に味わえます。
バイオリンで弾いてみたいと思われている方は、ぜひチェックしてみてください。
(KOH-1)