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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

イタリア組曲Igor Stravinsky

近現代の曲なのですが、バロックな曲調を元にして作曲されています。

バレエ音楽「プルチネルラ」の中から印象に残る曲をいくつかピックアップされており、またチェロなどでも演奏されています。

後半になっていくにつれ、現代曲っぽい和声が使われていることが多くなり、まさに徐々に作曲者の本性が出てきたのでしょう。

バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35Pyotr Tchaikovsky

今日の演奏会でおそらく最も演奏されているバイオリンコンチェルト、それがこの楽曲です。

「四大コンチェルト」のひとつで、技巧的な難易度はもちろんのこと、華やかで感情の豊かな旋律を合わせ持った完成度の非常に高い作品です。

無伴奏バイオリンソナタ 第2番Eugene Ysaye

バッハの無伴奏パルティータのフレーズが時折使われていきながら、現代音楽のような不規則な動きをしているので何とも言えない面白さがあります。

また、3楽章には「亡霊の踊り」、4楽章には「復讐する女神」というサブ・タイトルが付けられているので、タイトルを想像しながら聴いてみると意外にハマってしまうと思います。

無伴奏バイオリンパルティータ 第2番 シャコンヌJ.S.Bach

言わずと知れた「音楽の父」J.S.バッハによる無伴奏バイオリンパルティータのシャコンヌです。

「シャコンヌ」というのは変奏曲の1種で、はじめに演奏されるテーマが延々とさまざまなアレンジを施され繰り返されていくものです。

バッハのシャコンヌはその美しい旋律と、技巧的な難易度が評価され今日でも親しまれる名曲となっています。

バイオリンソナタ 第1番 「雨の歌」Johannes Brahms

ブラームスのバイオリン楽曲を2つご紹介します。

このバイオリンソナタは「雨の歌」という作曲家自身の歌曲が元になっていて、その旋律が形を変えて随所に現れています。

ブラームスらしい緻密に練られた構造と、人間的な感情の豊かな旋律が非常に美しい作品です。

亜麻色の髪の乙女Claude Debussy

既成概念にとらわれない自由な作曲で、世界的な支持を集めた音楽家、クロード・ドビュッシー。

印象主義音楽と称されることの多い彼ですが、本人は否定しており、テクストやテーマは象徴主義に近いものを感じさせます。

そんな彼の代表的な作品の一つである、こちらの『亜麻色の髪の乙女』は『前奏曲』の1巻の第8曲に位置する作品で、変ト長調に定まった旋律に仕上げられています。

今回は次元のちがう実力で人気を集めた、史上最高のバイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツさんの演奏をピックアップしてみました。

Ryo