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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

バスク奇想曲Pablo de Sarasate

「ツィゴイネルワイゼン」や「カルメン幻想曲」で最も知られているサラ=サーテですが、他にもバイオリン曲を数多く作曲しています。

中でもこの曲は著名なヴァイオリニストの間でよく演奏されます。

左手の技術を要する曲でもあるので、普段は聴けない音色も楽しめます。

聴くだけでも非常に新鮮な曲です。

華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Henryk Wieniawski

ポーランドのバイオリニスト、ヘンリク・ヴィエニャフスキによる「華麗なるポロネーズ第1番ニ長調」。

ポロネーズは「ポーランドのような」という意味で、4分の3拍子の1拍目に16分音符が入るなど躍動感のある独特のリズムを持った舞曲です。

ヴィエニャフスキは超絶技巧で知られていますが、ギャンブルが大好きな人物で、演奏スタイルも豪快だったとか。

華麗で豪快なこの曲、聴いているだけで明るく楽しい気分になれますね!

宝水幸代

バイオリン・パルティータ第3番・ホ長調・BWV 1006:III.ロンド風のガヴォットJ.S.Bach

バッハの無伴奏バイオリン曲の中でもとくに有名な「パルティータ第3番第3楽章」。

CMやテレビ番組などにもよく使われています。

一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

バイオリン一つで弾く無伴奏バイオリン曲は孤高さと壮麗さが魅力的といえますが、この曲はガボットというダンス・ソングなだけあって明るく華やかなイメージですね。

宝水幸代

バイオリン協奏曲 ホ長調J.S.Bach

ホ長調の分散和音から始まり、最後にいくにつれ徐々に展開していきます。

展開部分においては元の曲調にはとらわれず、まるで4つほどの顔を持っているかのようにバージョンアップされています。

それに対し2、3楽章は同じテーマを繰り返しているだけなので、1楽章とは比べなんだか単調に感じます。

ヴォカリーズSergei Rachmaninov

ラフマニノフが1915年に作曲した「ヴォカリーズ」。

ヴォカリーズとは歌詞を伴わずに母音のみによって歌う歌唱法を意味する言葉で、この作品はもともとピアノ伴奏付きの歌曲でしたが、後に管弦楽用に編曲されました。

ロシアの哀愁と、グレゴリオ聖歌やバロック時代のアリアのスタイルといった古典様式を併せ持つ甘美な曲となっています。

HATSUMI

短調・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ:アレグロ・ベン・モデラートCésar Franck

フランクが1886年に作曲したヴァイオリン・ソナタの第1楽章。

フランクは19世紀にフランスで活躍した作曲家、オルガニストです。

展開部のないソナタ形式で作られており、主和音ではなく属九の和音による開始はとても印象的です。

ヴァイオリンにもピアノにも見せ場のある曲となっています。

物悲しく静かな中に激しさや情熱が時たま見える、聴き応えある一曲となっています。

HATSUMI